籠の鳥はいつも自由

この作品を読んだきっかけは、金ひかるさんがイラストを描かれていたからです。
まーいつもこんな感じで本を手に取るんですが、
イラストで選んだからといっても9割の確率で良い作品に出会えてます。
この作品もその中の1つです。

突然の事故で恋人だった陸に先立たれてしまった美耀(みよう)の前に、
恋人にそっくりな直人が現れる所からストーリが始まっていきます。
直人は先だった恋人「陸」じゃないと頭ではわかっているのに、
段々と直人に引き込まれてしまう美耀がせつないです。
「名前は呼ばない、キスもしない」
美耀の心の中にいる陸を嫌いになるために、
「ガキの相手をするのは嫌いだ」と言う直人との身体だけの関係がはじまる。
それでも直人のいろんな事を知る度に心の隅で少しの期待を捨てきれない美耀と、
そんな美耀と触れ合ううちに、直人も美耀に引かれていて。

読んでいてとても2人の関係がもどかしくもあったりするけど、涙を誘ういい作品でした。


2005/4/26

NOVEL